ペンレステープによる痛くない麻酔
通常 日本ではの2%リドカインによる表面麻酔が一般的に使用されていますが、当院では独自にリドカイン60%含有のペンレステープを併用することで粘膜下約6mm まで麻酔が効くようになります。
ペンレステープは、医科領域で下記の場合使われています。
効能・効果〕
1.静脈留置針穿刺時の疼痛緩和
2.伝染性軟属腫摘除時の疼痛緩和
3.皮膚レーザー照射療法時の疼痛緩和
この薬の作用と効果について
局所麻酔作用により、皮膚に注射針を刺すとき、水イボを摘除するとき、レーザーを照射するときの痛みを和らげます。
通常、静脈留置針穿刺時の疼痛緩和、伝染性軟属腫摘除時の疼痛緩和、皮膚レーザー照射療法時の疼痛緩和に用いられます。
ペンレステープは、歯科領域での使用は認められていませんが、大学病院の小児歯科でも使われていて、歯科医師の判断で使用は可能となっています。
歯科領域でのペンレステープの応用
口腔粘膜に直接ペンレステープを張っても、60%リドカインの効果が表れにくいので、歯科用の2%リドカイン軟膏を併用する事でペンレステープのリドカインがジェルに溶け出し麻酔効果がバージョンアップします。2%→60%、これにより、5分たちますと、約粘膜下6mmまで 麻酔が即効します。これは針のない麻酔「シリジェツト」と同様な麻酔効果となります。